こんにちは!ぷくぷくです。
今回は柔道初心者に向けて受身の重要性を伝えるために記事です。
柔道を始めた時、まず最初に練習するのが受身です。
この受身の練習をとばして技の練習をすることはないです。
受身は柔道をするなら絶対に修得しておかなければならない技術です。
早くカッコよく投げれる技を覚えたいなぁ、、、
こう思っている人は、まず技を覚える前に、受身の重要性をしっかりと認識しましょう。
受身の重要性をしっかりと認識しよう!
受身ってなぜ必要なのでしょう。
それは、自分の身を守るためです。
たぶんこれについては、ほとんどの人が分かってると思います。
しかし、これを甘く考えてる人も多いです。
柔道は人を投げる競技であり、他の競技に比べても怪我のリスクが高いです。
もし、十分な受身の技術がなければ、大きな怪我につながります。
大きな怪我と言っても、骨折や脱臼なら治るのでまだいいです。
しかし、頸椎や頭部の怪我は後遺症が残ったり、最悪の場合、命を落とすことにもつながります。
過去にこのような悲しい事故は起こっています。
怖がらせる訳ではありませんが、柔道をするなら、現実にこのような事故が起こっていることを認識しておかなければなりません。
受身を修得すれば、絶対に怪我を防げるという訳ではありませんが、怪我のリスクは格段に下がります。
もし、受身について軽く考えている人がいれば、考えを改めましょう。
正しい受身を身につけよう
受身は全部で4つの種類があります。
受身を正しく取るためには、ポイントを理解して行うことが大切です。
何度も繰り返し練習して、正しい形を体で覚えていくようにしましょう。
柔道チャンネルで4つの受身が動画で分かりやすく解説されていますので、こちらを参考にして受身の正しい形を学んでいきましょう。
前受身
- 手を八の字にすること
- 掌、前腕を畳につけること
- 背中を真っ直ぐ伸ばし、腹部を畳に打ち付けないようにすること
- 立った姿勢から行う時は、怖がって手を付かないようにすること
後受身
- アゴを引いて帯の結び目を見ること
- 体と腕の角度を約30度にすること
- できるだけ膝を伸ばすこと
- カカトとお尻を離さないようにして倒れること
- 立った姿勢から行う場合は、膝を曲げて蹲居の姿勢から倒れること
横受身
- 片側の肩、腰、背中、お尻、足の側面しか畳に付けないこと
- アゴを引いて帯の結び目を見ること
- 手の角度は約30度にすること
- 手をついたり、肘をついたりしないこと
前周り受身
- 掌を外側を向けること
- アゴを引いておくこと
- 足が重ならないように片足は軽く立てるようにし、もう片方の足は伸ばすこと
- 右腕、右肩、背中、左腰、左足の順番で畳につくように回ること(右前周り受身の場合)
受身で最も重要なことは首、頭を守ること
受身で最も重要なことは、
首と頭を守ることです。
首と頭を守るためにもアゴを引いて頭を打たないようにする。
これだけは絶対に意識しておきましょう。
特に後方に投げられる技は、後頭部を打ちやすいので注意が必要です。
その中でも大外刈は、十分な受けの技術が無いと後頭部から落ちてしまう可能性があるので、受けの技術が十分修得できるまでは、大外刈はやめておきましょう。
受身と同時に首も鍛えていく
受身は怪我を防ぐためにとても重要です。
しかし、受身ができるからといって怪我を100%防げる訳ではありません。
そこで重要になってくるのが筋肉です。
筋肉はパフォーマンスの向上にも役立ちますが、それと同時に体を守る鎧のような役割もあります。
特に首の筋力をつけることは重大な怪我を防ぐことにも繋がります。
重大な怪我が柔道初心者に多いのは、受身の技術不足ということもありますが、首の筋力不足も一つの要因です。
指導者や柔道経験歴が長い人はそのことを考慮しなければなりません。
受身の技術を修得することも大切ですが、それと同時に首の筋力も鍛えておくことも大切です。
ただ、首を鍛えるのに、過剰な負荷をかけ、逆に怪我をしてしまうことが無いように十分気をつけましょう。
まとめ
受身というのは柔道において最も基本となるものです。
柔道は強くなることも大切ですが、それ以上に怪我なく安全に行うことはもっと大切です。
今回の記事で説明したように、
- 受身の重要性を認識すること
- 受身の技術を修得すること
- 首を鍛えておくこと
これは、怪我を防ぐためにとても大切なことです。
また柔道以外でも、日常生活において、転倒したり、交通事故にあったりした時に、大きな怪我を防げるかもしれません。
必ず役立つ技術なので、繰り返し練習して身につけていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。