こんにちは!ぷくぷくです。
今回は柔道の絞め技に関する問題点についての記事です。
柔道をやってる人で絞め技に関して、
- 絞め技で参ったしたらだめ
- 絞め技で参ったしても離してくれない
このような指導を受けたり、経験したことがあるという人は多いのではないでしょうか?
これについて、以前から問題視しています。
もちろん、このようなことをしてない人もたくさんいますし、以前に比べれば少なくなってきてると思います。
しかし、こういったことは今だに残ってるのではないかと思います。
そこで今回は、この絞め技の問題点について、私なりの考えを書いていきたいと思います。
絞め技の参ったについて
「絞め技は参ったしたらダメ」
なぜそういった指導が行われるのでしょうか。
私が思う理由は、
- 根性をつけるため
- 絞め技に対する防御の意識を高めるため
このような理由からだと思っています。
しかし、こういった根性論、科学的根拠のない指導というのは今の時代にそぐわないし、多くの問題点があると思います。
これと同じようなことで言えば、
「練習中に水分補給をしてはいけない」
これも似てるかなと思います。
水分補給は大きく問題視され、今はどのスポーツにおいても必要なこととして、水分補給をしっかりとするように指導されてると思います。
同じように絞め技にの参ったに関しても、もっと問題視して変化させていく必要があるのではないかと思います。
安全面から考えても、
- 締め落ちる前に参ったすること
- 相手が参ったした時はすぐに絞め技を止めること
このように指導すべきだと思います。
絞め技に関する問題点
絞め技を使ったいじめ
絞め技は柔道の技であり、勝つために絞め技を使うことは認められています。(中学生以上)
しかし、絞め技を間違った目的で使ってる人がいます。
絞め技を相手に勝つためではなく、相手をいじめるために使ってるいるのです。
相手に勝つという目的なら、相手が参ったした時点で目的は達成してるはずです。
しかし、相手が参ったしたにも関わらず、締め続けるという行為は、勝つことが目的ではなく、相手をいじめることが目的となっています。
これはもう柔道ではなく、ただの暴力です。
実際にこのような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
私自身も経験したことがあります。
これが嫌で柔道を辞めたという人も少なからずいるはずです。
普通の感覚ならば、相手が参ったしているのにも関わらず締め続けるという行為がヤバイのは分かると思います。
こういった絞め技を使ったいじめを無くしていかなければ、柔道に対するイメージは悪くなり、柔道離れしていく人が増えていくと思います。
絞め落とすことによる重大事故の恐れ
絞め技で落ちるということは、少なからず脳にダメージが生じます。
過去に、指導者に絞め落とされたことによって事故が起こったことがあります。
全柔連が出してる安全指導の指針においても、練習中に締め落とすことは危険なこととして明確に禁止されています。
もし、故意に相手を締め落として事故が起きた時、責任なんて取れないと思います。
そして、締め落とされた人の人生は返ってきません。
相手を締め落とすということはそれだけ、危険なことであり、
- 根性をつけるため
- 相手がむかついたから
こういったことで相手を締め落とすことは、言語道断です。
まとめ
今回は絞め技の参ったに関する記事でした。
- 絞め技で参ったしたらだめ
- 絞め技で参ったしても離してくれない
こういった指導や行為は、いじめや、重大事故に繋がる恐れがあります。
こんなことを続けていれば、柔道はどんどん衰退していくと思います。
指導者であるなら、こういった指導はしてはいけませんし、生徒がこのようなことをしていた場合、厳しく指導しなければなりません。
昔はこれが当たり前だった!
そう言って考えを変えられない人は残念ながらいます。
そういった間違ったことを看過してはならず、声を大にして言うことで変えていかなければなりません。
柔道を発展させていくためにも、こういった間違ったことは皆で変えていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。