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これで完璧!柔道初段試験での筆記試験対策まとめ。実技試験だけでなく、筆記試験対策もしっかりやっておこう。

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こんにちは!ぷくぷくです。

今回は、柔道初段昇段試験の筆記試験対策についてまとめてみました。

柔道の初段昇段試験は地方によって多少やり方は異なりますが、基本的には、

  • 受身試験
  • 試合試験
  • 形試験
  • 筆記試験

これらの試験が行われます。

初段の取り方にについてはこちらの記事にまとめていますので、合わせて読んで身みてください。

柔道五段の経験者が柔道初段(黒帯)の取り方を分かりやすく解説!柔道初段昇段試験を合格するために必要な4つの条件。こんにちは!ぷくぷくです。 柔道を始めた人で初段(黒帯)を取得したいという人は多いと思います。 初段ってどうやったら取得...

今回はその中でも筆記試験についてです。

筆記試験の難易度はそこまで高くありませんが、筆記試験に失敗して不合格になるのはもったいないので、しっかりと勉強して万全の状態で試験に備えましょう。

初段の筆記試験でよく出題されているところをまとめています。

赤字になってるところは特に重要だと思う部分です。

あくまで、個人的にまとめたものなので、完璧というわけではありませんが、良かったら筆記試験対策の勉強に役立ててみて下さい。

 

講道館柔道の歴史

講道館柔道の創始者

講道館柔道の創始者は嘉納治五郎師範です。

講道館柔道の始まり

講道館柔道の創始者である嘉納治五郎師範は幼少期、体が弱かった為、強くなる為に柔術の修行していました。

最初に、天神真楊流(当て身技中心)を、続いて起倒流(投げ技中心)を学び、それぞれを極めた後、様々な流派にも興味を持つようになりました。

そして研究を重ね、諸派の良いところ取り入れるとともに、自ら創意工夫しながら技術体型を確立し、理論面でも柔術の「柔よく剛を制す」から、「心身の力を最も有効に使用する」原理へと発展させました。

そして、明治15年(1882年)東京下谷にある永昌寺において講道館柔道を始めたのです

柔道歴史ポイント
  • 柔道創始者
    嘉納治五郎 師範
  • 柔道の基になった主な柔術流派
    天神真楊流、起倒流
  • 柔道発祥地
    東京都下谷にある永昌寺

柔道の目的・理念

柔道の目的(嘉納治五郎師範の遺訓)

「柔道は心身の力を最も有効に使用する道である。その修行は攻撃防御の練習によって身体 精神を鍛錬修養し、その道の神髄を体得する事である。そうしてこれによって己を完成し世を補益するのが、柔道修行の究極の目的である。

嘉納治五郎師範が柔道の究極の目的として遺訓で残された言葉です。

柔道の理念

柔道の基本理念は「精力善用・自他共栄」です。
先ほどの柔道の目的を要約したものが基本理念となっています。

  • 精力善用
    心身の力を最も有効に使用すること
  • 自他共栄
    自他ともに社会全体が栄えること

 

柔道の目的・基本理念ポイント
  • 柔道の目的・基本理念は高い確立で出題されてるので必ず押さえておきましょう。
  • 柔道の目的は全文覚えておきましょう。
  • 柔道基本理念
    精力善用・自他共栄
    この2つの基本理念及び、意味をしっかりと覚えておきましょう。

柔道試合における礼法

柔道試合における礼法はこちらで定められています。こちらから抜粋してまとめています。

柔道試合における礼法

趣旨

礼は、人と交わるにあたって、まずはその人格を尊重し、敬意を表すことによって,人と人の交際をととのえ,社会秩序を保つ道であり,礼法はこの精神をあらわす作法です。精力善用・自他共栄の道を学ぶ柔道人は,内に礼の精神を深め、外に礼法を正しく守ることが重要です。

敬礼

立礼

  1. 礼をする方向に正対して直立(気をつけの姿勢)します。
  2. 直立(気をつけ)の姿勢は両足の踵を付け、足先を60度に開き、膝を軽く伸ばします。頭を真っ直ぐにし、口は閉じて、目線は目の高さをにして直視します。手は自然と垂らし、指を軽く揃えて体側に付けます。
  3. 直立姿勢から上体を静かに曲げます(約30度)。この時、両手の指先が膝頭の上握り拳一つ分)のところまで体を沿わすように下ろして敬意を表します。
  4. 次に上体を起こして元の姿勢に戻ります。上体を曲げてから起こすまでの動作は一呼吸(約4秒)で行います。

座礼

  1. 正座の座り方は、直立(気をつけ)の姿勢から、左足を一足長半引いて、体を垂直に保ったまま、左膝を左足先があった場所に下ろします。この時、指先は立てた状態にしておきます。
  2. 右足を同じように引いて、右膝を右足先があった場所に下ろします。こちらも指先を立てた状態にしておきます。両膝の間隔は握り拳二つ分にします。
  3. 両足の指先を伸ばし、両足の親指と親指が重なるようにして正座します。
  4. 正座をした時、両手は太ももの付け根に持っていき、指先をやや内側に向けておきます。
  5. その姿勢から両肘を開かずに両手を内側に向けたまま、膝の握り拳二つ分前のところに置きます。この時、両手の人差し指の間隔が約6センチメートルになるようにします。
  6. 手の動きと合わせて、額が両手の上、30センチメートルの位置になるまで上体を曲げて敬意を表します。
  7. この後、静かに上体を起こし、元の正座の姿勢に戻ります。
  8. 正座からの立ち上がり方は、座る時と逆で、まず両膝立ちとなり、指先を立てます。
  9. 次に、右膝頭があった位置に右足を立て、右足に体重をかけながら左足を立てて立ち上がります。
  10. 左足を右足に揃えて直立の姿勢になります。

拝礼

  1. 基本的には敬礼と同じですが、拝礼の場合、体を曲げる角度が深くなります。
  2. 立礼の場合、上体を約45度曲げ、両手は膝頭まで下ろして礼をします。
  3. 座礼の場合、両手の人差し指と人差し指、親指(拇指)と親指が接するようにし、上体は両手の甲に付くまで曲げ、両肘を付けて礼をします。
柔道試合における礼法ポイント
  • 実際に礼法をやってみて一連の動きを頭と体で覚えましょう。
  • 座る時は左から、立ち上がる時は右からで左座右起と覚えましょう。
  • 礼法では角度や距離・間隔などがよく出題されるので、しっかりと覚えておきましょう。

柔道の基本姿勢・崩し

基本姿勢

柔道の基本姿勢には、大きく分けると自然体自護体の二つがあります。

そしてその中に次の基本姿勢があります。

自然体

  • 自然本体
    両足を肩幅程度に開き、体重を両足に均等に乗せるようにして自然と立ちます。
  • 右自然体
    自然本体の姿勢から右足を一歩前に出し、体重を両足に均等に乗せるようにして自然と立ちます。
  • 左自然体
    自然本体の姿勢から左足を一歩前に出し、体重を両足に均等に乗せるようにして自然と立ちます。

自護体

  • 自護本体
    両足を肩幅よりもさらに広めに開き腰を落として重心を低くして立ちます。
  • 右自護体
    自護本体の姿勢から右足を一歩前に出し、腰を落として重心を低くして立ちます。
  • 左自護体
    自護本体の姿勢から左足を一歩前に出し、腰を落として重心を低くして立ちます。

崩し

柔道の崩しには次の八つの方向があり、八方の崩しと言われています。

  • 真前
  • 右前隅
  • 左前隅
  • 右横
  • 左横
  • 真後
  • 右後隅
  • 左後隅

柔道技の分類

柔道技の分類です。↓こちらの講道館のサイトから抜粋してまとめています。

柔道技の分類(講道館サイト)

赤字は投の形、固の形になってる技です。

現在、禁止になってる技もあるので、ご注意ください。

投技

投技は手技、腰技、足技、真捨身技、横捨身技の5つに分類されています

手技(16種類)

  1. 背負投(せおいなげ)
  2. 一本背負投(いっぽんせおいなげ)
  3. 背負落(せおいおとし)
  4. 体落(たいおとし)
  5. 肩車(かたぐるま)
  6. 掬投(すくいなげ)
  7. 帯落(おびおとし)
  8. 浮落(うきおとし)
  9. 隅落(すみおとし)
  10. 山嵐(やまあらし)
  11. 帯取返(おびとりがえし)
  12. 双手刈(もろてがり)
  13. 朽木倒(くちきたおし)
  14. 踵返(きびすがえし)
  15. 内股すかし(うちまたすかし)
  16. 小内返(こうちがえし)

腰技(10種類)

  1. 浮腰(うきごし)
  2. 大腰(おおごし)
  3. 腰車(こしぐるま)
  4. 釣込腰(つりこみごし)
  5. 袖釣込腰(そでつりこみごし)
  6. 払腰(はらいごし)
  7. 釣腰(つりごし)
  8. 跳腰(はねごし)
  9. 移腰(うつりごし)
  10. 後腰(うしろごし)

足技(21本)

  1. 出足払(であしばらい)
  2. 膝車(ひざぐるま)
  3. 支釣込足(ささえつりこみあし)
  4. 大外刈(おおそとがり)
  5. 大内刈(おおうちがり)
  6. 小外刈(こそとがり)
  7. 小内刈(こうちがり)
  8. 送足払(おくりあしはらい)
  9. 内股(うちまた)
  10. 小外掛(こそとがけ)
  11. 足車(あしぐるま)
  12. 払釣込足(はらいつりこみあし)
  13. 大車(おおぐるま)
  14. 大外車(おおそとぐるま)
  15. 大外落(おおそとおとし)
  16. 燕返(つばめがえし)
  17. 大外返(おおそとがえし)
  18. 大内返(おおうちがえし)
  19. 跳腰返(はねごしがえし)
  20. 払腰返(はらいごしがえし)
  21. 内股返(うちまたがえし)

真捨身技(5種類)

  1. 巴投(ともえなげ)
  2. 隅返(すみがえし)
  3. 引込返(ひきこみがえし)
  4. 俵返(たわらがえし)
  5. 裏投(うらなげ)

横捨身技(16種類)

  1. 横落(よこおとし)
  2. 谷落(たにおとし)
  3. 跳巻込(はねまきこみ)
  4. 外巻込(そとまきこみ)
  5. 内巻込(うちまきこみ)
  6. 浮技(うきわざ)
  7. 横分(よこわかれ)
  8. 横車(よこぐるま)
  9. 横掛(よこがけ)
  10. 抱分(だきわかれ)
  11. 大外巻込(おおそとまきこみ)
  12. 内股巻込(うちまたまきこみ)
  13. 払巻込(はらいまきこみ)
  14. 小内巻込(こうちまきこみ)
  15. 蟹挟(かにばさみ)
  16. 河津掛(かわづがけ)

固技

固技は抑込技、絞技、関節技の3つに分類されています。

抑込技(10種類)

  1. 袈裟固(けさがため)
  2. 崩袈裟固(くずれけさがため)
  3. 後袈裟固(うしろけさがため)
  4. 肩固(かたがため)
  5. 上四方固(かみしほうがため)
  6. 崩上四方固(くずれかみしほうがため)
  7. 横四方固(よこしほうがため)
  8. 縦四方固(たてしほうがため)
  9. 浮固(うきがため)
  10. 裏固(うらがため)

絞技(12種類)

  1. 並十字締(なみじゅうじじめ)
  2. 逆十字締(ぎゃくじゅうじじめ)
  3. 片十字締(かたじゅうじじめ)
  4. 裸締(はだかじめ)
  5. 送襟締(おくりえりじめ)
  6. 片羽締(かたはじめ)
  7. 片手絞(かたてじめ)
  8. 両手締(りょうてじめ)
  9. 袖車締(そでぐるまじめ)
  10. 突込締(つっこみじめ)
  11. 三角締(さんかくじめ)
  12. 胴締(どうじめ)

関節技(10種類)

  1. 腕緘(うでがらみ)
  2. 腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)
  3. 腕挫腕固(うでひしぎうでがため)
  4. 腕挫膝固(うでひしぎひざがため)
  5. 腕挫腋固(うでひしぎわきがため)
  6. 腕挫腹固(うてひしぎはらがため)
  7. 腕挫脚固(うでひしぎあしがため)
  8. 腕挫手固(うでひしぎてがため)
  9. 腕挫三角固(うてひしぎさんかくがため)
  10. 足緘(あしがらみ)

 

柔道技分類のポイント
  • 出題された技がどれに分類されるのか分かるようにしておくこと。
  • 技の種類が多くて全部覚えるのが難しいという人は、よく使われている技を優先に覚えるようにする。

初段試験で行われる投の形

初段の形の試験で行われるのは次の9つの技です。

形の試験もありますが、筆記試験でも出題されることがあるので、順番も含めて覚えておきましょう。

  • 手技
    ①浮落
    ②背負投
    ③肩車
  • 腰技
    ④浮腰
    ⑤払腰
    ⑥釣込腰
  • 足技
    ⑦送足払
    ⑧支釣込足
    ⑨内股

試合ルール

試合のルールについて出題されることがあります。

柔道の試合ルールは大きく分けて、

  • 講道館柔道試合審判規定
  • 国際柔道連盟試合審判規定

この二つがあります。

現在は、ほとんどの大会が国際柔道連盟試合審判規定で行われているので、こちらのルールを主に覚えていきましょう。

最近はルール変更が頻繁に行われている為、変更前のルールと間違わないように注意して下さい。

詳しくはこちらを参考にしてみて下さい。

【2021年最新】これで完璧!柔道のルールを分かりやすく解説。東京オリンピックのルールについても解説します。 こんにちは!ぷくぷくです。 今回は、 柔道の詳しいルールが分からない ルールが変更されてよ...
試合ルールのポイント
  • 試合時間、ポイント、主な反則行為など基本的なルールは必ず覚えておきましょう。
  • どの反則が、重大な反則(反則負け)と軽微な反則(指導)になるか分かるようにしておきましょう。

まとめ

初段筆記試験まとめ
  • 講道館柔道の歴史
  • 柔道の目的、理念
  • 試合における礼法
  • 柔道の基本姿勢、崩し
  • 初段試験で行われる投の形
  • 試合のルール

今回は筆記試験対策として以上のことをまとめました。

実技試験ももちろん大切ですが、筆記試験の対策もおろそかにならないようにしておきましょう。

また、試験の為だけでなく、柔道の基本的な知識なのでしっかりと覚えておきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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